彰化警察は10日、仮想通貨を使って詐欺を働いていた林姓の男が率いる詐欺グループを摘発し、68人、約1億元(1元=0.22元=当サイト注)をだまし取ったと発表した。警察によると、林氏を含む9人が詐欺の疑いで送検され、うち2人は検察の勾留で釈放された。
彰化県警察署刑事警察旅団の張安珍副主任はメディアの共同取材に応じ、2023年9月、詹と名乗る男性が警察署を訪れ、ネットユーザーに誘われてSNS上の投資グループに参加し、現金を渡して仮想通貨を購入し、投資プラットフォームのカスタマーサービススタッフが提供したウォレットアドレスに送金させられたと通報した。詹氏は現金を受け取る準備ができたが、現金を受け取るために利益の10%を「税金」としてさらに投資するよう言われ、騙されたことに気づいて警察に通報するまでに340万台湾ドルをだまし取られた。
警察の指摘によると、警察官は台中市の詐欺グループへ行き、家を借りて林男性を逮捕し、林男性も屋上で証拠隠滅と現金隠匿の準備をし、逃げ道がないと見て、捕まるしかなかった。
警察によると、捜査の結果、68人が被害者であることが確認され、輸入車2台、土地、現金、預金、仮想通貨などの犯罪収益を押収した。詐欺グループ9人は彰化区検察庁に移送され、林男性と他の2人は検察から裁判所に接見禁止の勾留請求が承認された。