グレイスケールは、今週米国でイーサリアムの上場投資信託(ETF)がローンチされることを見越して、イーサリアムの10億1000万ドルをコインベース・プライムに移した。
グレースケールの巨額移籍が疑惑を呼ぶ
この取引は、Grayscaleがイーサリアムを売却してSolanaのような他の暗号通貨に投資するのではないかという憶測を呼んだ。
しかし、Nexyst DigitalのJon Campagna氏はこの噂を否定し、GrayscaleがEthereumにコミットしていることを明言した。
7月18日、Grayscaleは保有するイーサリアム・トラスト(ETHE)の10%を新たなイーサリアムETFに割り当てた。
このファンドは間もなく運用を開始し、ETHE保有者は同等のETF株式を受け取ることになる。
Campagna氏は、Grayscale社がETHEの100億ドルの運用資産(AUM)の10%に相当する10億ドルをCoinbase Primeに移したことに言及した。
この戦略的な動きにより、15ベーシス・ポイントの手数料がかかる低コストのETFに資産が集まるかもしれない。
料金体系論争
このサービス開始にもかかわらず、グレイスケールはETHEの手数料を2.5%に据え置く予定だ。この手数料体系は、ブルームバーグのエリック・バルチュナスのようなアナリストの間で議論を呼んでいる。
規制当局の承認
米国証券取引委員会(SEC)は月曜日、イーサリアムETFの発行体のS-1登録届出書を承認した。
この承認は、この商品を申請した様々な資産運用会社のウェブサイトでも見ることができる。
イーサリアムの市場パフォーマンス
GrayscaleやBlackRock、Fidelityなどの大手企業がイーサETFのローンチを準備する中、イーサリアムの価格は上昇しており、最近では3,500ドルを突破した。
Wintermute氏はイーサリアムETFの需要が予想を下回ることをほのめかしているが、アナリストは依然として前向きだ。ビットワイズ・アセット・マネジメントのマット・ホウガン氏は、イーサリアムが5,000ドルに達する可能性があると予測している。
過去1週間のEth価格動向 出典:coinmarket