ブラジル証券取引委員会(CVM)は、2本目のスポット・ソラナ上場投信(ETF)を承認した。この新ファンドは、ブラジルの大手資産運用会社であるハシュデックスが、現地の投資銀行BTGパクチュアルと提携して立ち上げるもので、現在、運用前の段階にある。
ブラジルETF市場におけるHashdexの役割
ブラジルのB3証券取引所ですでに重要なプレーヤーとなっているハッシュデックスは、これまでにナスダック暗号指数、ビットコイン、イーサに連動するETFを導入している。この新しいソラナETFの承認は、ブラジルの暗号通貨投資の選択肢の拡大を継続するものである。
初のスポット・ソラナETFがローンチ
今月初めには、ブラジルのCVMもまた、同国の第1位 ソラナETF QR Assetが開発し、Vortxが管理するSolanaトークン(SOL)の価格を押し上げ、5%上昇し155.9ドルとなった。この承認は、ブラジルで暗号通貨投資商品へのアクセスが増加している傾向を反映している。
米国スポット・ソラナETFの遅延
これとは対照的に、米国ではソラナETFのスポット導入に向けた取り組みが頓挫している。当初6月に申請されたVanEckと21Sharesの申請はCboe Global Marketsのウェブサイトから削除された。このような状況にもかかわらず、ヴァンエックは将来の承認について楽観的な見方を崩しておらず、同社のデジタル資産調査責任者であるマシュー・シゲル氏は、米国の承認がブラジルに続く可能性を示唆している。