STASIS EURO(EURS)は、[フィアット](https://coinmarketcap.com/alexandria/glossary/fiat)資産であるユーロをトークン化したものである。EURSは[ブロックチェーン](https://coinmarketcap.com/alexandria/glossary/blockchain)上のユーロの価値を反映し、世界的に認知された不換紙幣の利点とブロックチェーンの透明性、不変性、効率性を兼ね備えていると言われている。同社のウェブサイトによると、すべてのトークンは1:1の担保準備によって完全にバックアップされている。同社は、口座プロバイダーからの日次明細書と、世界トップ5の会計事務所による週次検証および四半期監査を提供することで、透明性の促進を目指している。
同社の代表者によると、STASISプラットフォームは、[分散型金融](https://coinmarketcap.com/alexandria/glossary/defi)(DeFi)とオフチェーン市場とのギャップを埋め、機関投資家や暗号通貨ヘッジファンドに道を開くことで業界を専門化することを目指している。STASISは、第三者監査、カストディアンサービス、[スマートコントラクト](https://coinmarketcap.com/alexandria/glossary/smart-contract)作成、仲介、取引サポートなどのサービスをユーザーに提供するビジネス向けの技術ソリューションを提供している。
EURSは完全に担保された[ステーブルコイン](https://coinmarketcap.com/alexandria/glossary/stablecoin)であり、ユーロと1:1で裏付けされ、すべてのEURSトークンは会社の担保準備金によって裏付けられている。STASIS EUROは、欧州諸国からの安定した暗号資産に対する需要の高まりを受けて立ち上げられた。STASISを使えば、投資家は資産をブロックチェーンに送ったり戻したりすることができる。決済の非中央集権化とSTASIS EUROの柔軟性のおかげで、ユーザーは銀行の仲介なしに、あらゆる登録証券(株式、債券、国庫証券、ユーロ)の間で取引を行うことができる。
2012年からマルタに本社を置くSTASIS EUROは、暗号通貨の規制枠組みについてマルタ政府と協力している。